2017年3月15日水曜日

6年目のメモリアル集会

 コープおおさか病院では、「被災地のことを忘れない」をテーマにさまざまな取り組みを行ってきましたが、今年は、毎月第2土曜に開いている医療講座と連携して防災講座を開催。「いのちを守る」をテーマにメモリアル集会を開催しました。
 鶴見消防署の地域担当岩川さんを講師に、実際に被災地へ出向いたときの経験を交えて、今後30年以内に起こる可能性が70%といわれる南海トラフへの備えについて話していただきました。興味深かったのは、地震などの災害に遭遇したときに、反射的に避難行動をとる人は驚くほど少ない「大したことにはならないはず」「自分は大丈夫」と根拠のない思い込みにとらわれてしまうという話。日頃から避難場所や家族の連絡方法などを考えておき、すぐに避難することが大切で、その際もマニュアルなどにとらわれず、「自分で考えて自分で自分のいのちを守るために行動しよう」ということでした。『人は皆「自分だけは死なない」と思っている』という防災システム研究所所長・山村武彦氏の著書も紹介されました。
 東日本大震災発生の午後2時46分には、全員で犠牲者に1分間の黙祷を捧げました。
 山元町からのビデオレターや「上を向いて歩こう隊」の合奏とともに、東北物産に加えて、熊本からも海苔やふりかけを取り寄せ販売、模擬店やバザーも開きました。収益は被災地に届けます。また、東北へのメッセージを書いた黄色いハンカチを病院前にはためかせ、集会後、宮城県山元町へ送りました。たくさんの方にご協力いただきありがとうございました。





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