6月17日(土)の午後、社保平和まちづくり委員会と医療労組おおさか主催の学習会が開かれました。空母「飛龍」の元乗組員、瀧本邦慶さんのお話が聞けるとあって、140名以上が参加、会議室がいっぱいになり、椅子を何回か運び入れるほどでした。
瀧本さんは、1時間半の間、立ったまま、マイクを使わず地声で話されました。とても95歳とは思えない力強い姿でした。
ミッドウエー海戦から、トラック諸島でのこと、戦争中の体験、見たままをそのまま伝えてくれました。
毎日、空襲があり内地からの輸送がストップする中、餓死者が出、「今度は誰の番か」と思いながら死体の埋葬をしていたこと、そんな中でも士官は白米を食べていた「いっしょに死のう」と言ったが、それはウソで自分のいのちは自分で守らねばならなかった。指揮官の失敗で下っ端の兵士が死んでも責任はとらない。下っ端の命は虫けら同然だったこと。上官は責任をとらずかばい合う体質は、今も昔も変わらないと、怒りを持って話されました。
毎日、空襲があり内地からの輸送がストップする中、餓死者が出、「今度は誰の番か」と思いながら死体の埋葬をしていたこと、そんな中でも士官は白米を食べていた「いっしょに死のう」と言ったが、それはウソで自分のいのちは自分で守らねばならなかった。指揮官の失敗で下っ端の兵士が死んでも責任はとらない。下っ端の命は虫けら同然だったこと。上官は責任をとらずかばい合う体質は、今も昔も変わらないと、怒りを持って話されました。
瀧本さんは、3度の奇跡があって命をつなげたから、事実を伝えるのが私の責任、「遺言と思って聞いていただきたい」とおっしゃいました。
その使命感は、並々ならぬ迫力で私たちに伝わりました。
戦争への道が開かれようとしている。「このような政府をつくったのはわたしたちの責任だ」ともおっしゃいました。
「言葉の美しさに騙された、これからの若い人は騙されてはいけない、ぞろぞろ人の後をついて行ってはいけない、自分で考えて答えを出さなければ行けない、自分の考えをしっかり持とう、賢くなってウソを見破る力を身につけよう」
瀧本さんの言葉をしっかり受け止め、再び戦争が起こらないように努力しなければと、改めて思いました。
若い病院職員と一緒に記念撮影 |
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